これからSIMフリーのポケットWi-Fiを購入したいけど、「どの機種を購入すればいいのか分からない!」という方は多いのでないでしょうか。
データSIMを契約し、端末を購入した後に「Wi-Fiが利用できない!」ということがないように、データ通信端末の購入時の注意点や、おすすめのWi-Fiルーターの特長を詳しくまとめていますので、検討中の方は購入前にぜひご一読ください!
【事前確認】Wi-Fiルーター購入までのおおまかな流れ
端末購入までの大まかな流れですが、
- これから契約するデータSIMが、どの事業者の回線を使っているかを調べる
- その事業者が利用している周波数帯(バンド)を把握
- その周波数帯が利用できるWi-Fiルーターを購入
- データSIM契約時に、用意したWi-Fiルーターに挿入できるサイズのSIMで申し込む
という流れに沿って準備をすれば、まず失敗しません。
1.そもそも周波数帯(バンド)って何?
それぞれの通信回線事業者が利用している周波数帯(バンド)です。
携帯会社によって利用しているバンドが異なるので、例えばドコモ系列のMVNOを契約すればドコモのバンドを利用することになります。
以下は第3.9-4世代(いわゆるLTE)の周波数帯です。
(スマホは表を横スクロール可能)
周波数帯 | 700MHz帯 | 800MHz帯 | 900MHz帯 | 1.5GHz帯 | 1.7GHz帯 | 2.0GHz帯 | 3.5GHz帯 | ||
バンド | 28 | 18/26 | 19 | 8 | 11 | 21 | 3 | 1 | 42 |
ドコモ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
au | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
ソフトバンク | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2.SIMフリーのWi-Fiルーターの購入をオススメする理由
携帯会社で契約したWi-Fiルーターの場合、購入当初からSIMロックがかかっているので、SIMカードを差し替えての利用には向いていません。
SIMフリーのWi-Fiルーターであれば、データSIMを差し替えて利用が出来ます。最初の端末代金だけは少し大きい出費ですが、データSIMは安いプランが非常に多いので、携帯会社で契約した場合と比較すると、かなり通信費を削減できます。
さらに、データSIMのほとんどは契約解除料(違約金)がありません。データSIMは、使ってみて気に入らなければすぐ解約して作り直しができます。
ちなみに量販店では、SIMフリーのWi-Fiルーターは販売されているものの、指定のデータSIM契約とセットで販売しているケースがほとんどです。そのため、通販サイトで購入した方が手っ取り早いです。
格安SIMに最適なSIMフリーのWi-Fiルーター3選!
どのような機種がいいかよく分からないという方は以下の3つの中から選ぶことをオススメします!
(周波数帯はいずれもLTEバンドのみ記載しています。)
1.MP01LN
NEC製のWi-Fiルーターで、現時点では最新のモデルです。
重さが約72g!なのに連続通信時間が最大約10時間つかえます。
対応周波数帯が「1.19.26」と若干少ないように見えますが、「1」は三社共通の2.0GHz帯、「19.26」でauとドコモのプラチナバンドを拾ってくれるので全く問題はないです。
ソフトバンク系列だと場所によってはやや心細い。
SIMカード | nanoSIM×1 |
周波数帯 | バンド1.19.26 |
2.E5577S
連続通信時間が最大約12時間使える上、別売りのOTGケーブルとつなげばモバイルバッテリーにもなります。
ただWi-Fiの規格が802.11nまでしか対応していない点は残念。
SIMカード | 標準SIM×1 |
周波数帯 | バンド1.3.5.7.8.19.20 |
3.MR05LN
デュアルSIM対応なので、2枚挿入して切り替えて利用できます(同時に利用はできません)。
LTEバンドも充実しているので、途中でMVNO契約を変更しやすいです。
SIMカード | nanoSIM×2 |
周波数帯 | バンド1.3.8.11.18.19.21 |
最後に
今回オススメしている3機種が、現時点ではベストかなと思います。
もちろん今後もどんどん新機種が出ると思うので、より優れた機種が販売された際にはこのページに追記します。